受講者様からの、ちょっとおもしろい受講感想
声や滑舌、話し方、プレゼンテーションについて講師を務めさせていただいています。
その中でいただく感想は、
今まで、接客やビジネスマナーのようなのは受けたことはあったけど、
こういう、声の出し方などを具体的に教えてもらったことは無かったのでとても良かった、
というお言葉をよくいただきます。
そうなんですよね。あまりこのタイプの講座は多くないと思います。
単に明るく話しましょう、とかハッキリ話しましょう、ではなく、
明るく話すとは、物理的にこれをしましょう。
また、あとどれくらい明るさが足らないか、明確に伝え、それを体感として覚えていただき
自力で再現できる方法をお伝えしたり、
ハッキリとはどのレベルか、
などは人によって違うのでそれをジャッジし、周りのほぼ全ての方が、明るい、ハッキリ聞こえた、というレベルまで実体験していただく
といったことは、話し方の講師の中でもできる人とできない人がいる分野ですし、
プレゼンテーションの講師の方はパワポの作り方やプレゼン全体の構成がメインで、
話し方の専門の教育を受けたプロではないため、
気をつけるべき重要要素を伝えることや、滑舌が悪いの指摘することまではできても、
声をどんな出し方をしたら良いかや、不明瞭な滑舌を正して差し上げたりすることまで…となると、そこまでできる方は少ないはずだからです。
普通に生活している中ではなかなか意識されない、分野ですものね。
それよりも、もっとおもしろい感想をいただくことがあります。
それは、
「アドバイスが的確。ほんっとにその通りです!」
「思っていることそのまんま!まさにそう感じていることが変わりますものね。」
と、とても熱く?強く?おっしゃっていただきます。
また、従業員研修のご依頼をくださった社長からは、
「これはおもしろい。」
とも。
このような感想をいただく要因は、
私が指導させていただく際の指摘方法にあるようです。
私が意識しているのは、ズバッと言う、です。
たとえば、その方が普通の話し方をされているつもりでも、その聞こえ方が普通にはとても感じず、イヤイヤ話しているのかな、と感じるようであれば、
「風邪ひいて体調が悪いから今はちょっと話しかけないでください」とか、「本当は私はあなたと話したくないけれど、仕事だから仕方なく話しています」というように感じます。と、伝えたりします。
もちろん相手によって表現の強さは変えますが。
たまたま普通に何も気にせず無意識に話すと、相手がそう感じてしまう場合もあるので、
相手がお客様や気を使わなきゃいけない方なら、今より◯倍は、笑顔で明るい声をこんなふうに出す、ということを意識していただくと良いですね。ではやってみましょう。
(やってみていただいて、)
まだです。
(またやってみていただき)
まだ足りません。
(またやってみて)
ほとんど変わってないに等しいです。今のは、目指したい理想を10としたら2くらいしか変わっていません。
はい、もう一度。
といった感じでトレーニングは進んでいきます。
他には、
例えば、時間がない中説明しなきゃいけないのに「私の場合は…」「私が…」と、自分の感想や体験をついたくさん盛り込んでしまうクセがある方には
「私が」と言った瞬間に「それ要らないです。」とか、「私の話より次の説明が欲しいです」
「今伝えなきゃいけないのは感想よりまず事実です。感想や気持ちを言いたくなってもガマンして下さい。今この目的で話す場合は気の向くまま話してはダメです」
と、スパスパと言って?切って?いくからでしょう。
ご依頼くださった社長や、講座中の周りの受講者様は、
スッキリされるようです、自分も常日頃思っていたり、聞いて感じたことを私が遠慮なく(いえ、正確には遠慮して言葉をかなり選んで言っています(^^))スパッと言うので。
なので、冒頭のような感想をいただくのでしょう。
話し方が常に命令口調に感じるのを、
ちょっとなんか言い方が強くて、優しさが足らないような感じで…
と言うより、
命令されているように感じます。それは、笑顔も全くなく、声が大きく勢いがあり、語尾が低くて強く放り投げるように言っているからです。
では、勢いを抑える言い方にしてみましょう。まずは…
と、感じ方というぼんやりしたものを、
要素に分解して物理的に、わかりやすく伝え、改善するのです。
誰かの、もやもやっとするマイナス印象の話し方がプラスに改善されると、受講中、周りで聞いている方もスッキリするようです。
これが、冒頭の、おもしろい感想、につながっているのではないかと思います。
ハッキリ伝える時と、ヴェールに包まなきゃいけない時。
その判断をしながら日々、お伝えさせていただいています。
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