テレビで話している専門家(女性)の聞きにくさ改善法
いま見ている番組に出演されている、ある分野の専門家の女性。
笑顔も多く、話すときのリズム感もあり、とても感じが良いな~
と思ってみていました。
でも、何かちょっと気になる。一生懸命聞いている自分に気がつきます。
声がこもっていて、注意して耳を傾けていないと聞き逃してしまいそうで
こうしてパソコンを打ちながら、ものすごく耳の神経を研ぎ澄ませて
その女性の言葉を聞き取ろうとしているのです。
とってももったいない。こんなに感じ良く話せる方って、少ないのに。
画面を見ると、口の形もきれいな発音が出来そうな口の形をされています。
表情もとても豊か。
ずっと聞いていると、途中でちょっと音声さんがマイクのボリュームを上げたのか、
ちょっと音が大きくなったようで聞き取りやすくなった気もしました、が、
モコモコと音がこもった感じはそのままなので
耳を傾け続けなければいけないのは変わりません。
こちらの方の場合、口の奥のほうで音がなる話し方が要因と思われます。
せっかくきれいな発音が出来そうな口の形をされていますが、
残念ながらその口の形を生かすほど口が大きく開いているわけでもありません。
でも、口を大きく開けるだけでは、聞き取りやすい音(声・発音)は、
この方の場合はまだ出ないでしょう。
音を口の外に出す、ということを意識し、
口の中でも、前半分=唇に近いほうで発音する=舌の先のほうの部分を使う
ということをすると、聞き取りやすくなります。
む、難しそう。。。ときっと思われましたよね?
それは、言葉でこうして解説し、頭で考えるからです。
いえいえいえいえ。けっこうすぐに変わりますし、
ご本人にもその違いはたぶん明確にすぐに把握していただけます。
面と向かって、発音していただき、
「こうしてみてください」→やってみていただく→「あ、今の音です、今のやりかたです!」
で、ご本人にわかります。
声の出し方や滑舌、話し方は、文字で読むよりも考えるよりも、
まず音を出してそれについてジャッジする、を繰り返すことです。
言われたとおりやってみる
↓
それについて、やり方が合っているかどうか検証する
↓
またやってみて自分で自覚する
↓
解説を聞き、何をどうしているか自分の行動と照合する
↓
自分で気をつけることが出来るようになる
というものです。
やってみると、意外とすぐに体感できて、変化もわかり、おもしろくなりますよ。
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