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No.1の人のための声の出し方、話し方トレーニング。"声戦略"トレーナー梶田香織@プレゼンジャパン

一番やトップにふさわしい声の出し方、テレビ・ラジオ出演時に必要な好感度の高いわかりやすい話し方等トレーニングを行います。スポーツ、芸術、学問等どんな分野でもNo.1取得者やトップまたはそれをめざす方もOK。持ち前の絶対音感で、声を聞き骨格や舌の動き癖を把握し、即効性高いレッスンが可能です。動画ナレーションやインタビューでPRのサポートも!声戦略トレーナー・七色の声のナレーター梶田香織のブログです。

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「っていうふうに思います」のままでいいの?

インタビューを見ていて(オリンピックだけじゃないですが)、どうしても気になる表現が2つある。

「・・・っていうふうに(思います)」と、
「・・・してもらって・・・」

もっと気になる言葉もあるけれど、どうしても、
誰か注意してあげたらいいのに、と強く思うのがこの2つ。

「・・・と思います」
「・・・していただいて・・・」
の方が、知的に感じられるのに。
または、それが大人社会では一般的なのでは。

「・・・っていうふうに」って、中学生くらいに感じてしまう。

意外と多い。テレビのインタビューシーンを見ていると。

でも実は、考えながら喋るときは、少しでも語彙を増やすと、
その言葉が口から出ている時間が長くなり、次の言葉を考える時間を稼げるので、そうなるのもわかる。
あえてそうする場合もある。

でも、ほとんど、見ていると口癖であったりそれが普通の言い方になっている様子。

学生ならともかく、20代後半になり、さらにはそれ以上になり、
しかも、インタビューされる機会が多いとわかっている大人であれば、普段から直しておかないとつい口から出てしまう。

「応援してもらって」と「応援していただいて」では
感謝度の軽さ重さの差も感じる。

細かいなぁっ!と機嫌を悪くする人もいるかもしれない。そこは、ごめんなさい、私の職業病なのでお許しください。
例えばテレビ番組や何かの台本、セリフを作る皆さんは、このちょっとした言葉から感じるニュアンスを、ビックリするくらい気にして文字を書いている。
その文字を音にしてさらに、より感じてもらうように話すのがナレーターの仕事で、それを20年続けてきたので^^;


若かったりキャラクターに合っているのであれば「応援してもらって」でもかわいく感じたりして全く気にならない場合もあるので、絶対的にそうだとは言えない。

でも、逆にオリンピックを見ていても、10代半ばでもキッチリ話せる選手もいる。

実力も言葉遣いも会話力も上、の方が、
やっぱりさすがトップだな~、!
という印象が強くなる。

敬語や言葉遣いは、本人の責任というよりは、環境の責任だと私は思う。
誰かが注意してくれたり気づかせてくれる状況に出会ってきたかこれから出会うのか、の差。

「っていうふうに・・・」という人には誰がいつ気づかせてあげるのかな。


ちなみに、オリンピックに出る選手に対しては、日本オリンピック委員会が、インタビュー対応等のレクチャーを行う、と聞いたことがある。
そういうときに、こういった内容も伝えているのだろうか。

でも伝えていたとしたら、毎回インタビューのたびには出ないだろうしな・・・

例えば私が講座を担当させていただいている学生は、
注意したことを繰返し言ってしまったりすると、その言葉が口から出た瞬間、「あっ」と言ってしまったり、声にしないまでも顔がちょっとだけ、しまった、という表情になったりする。

テレビで見ている限りはそれは見受けられないし。


できるものなら伝えて直してあげたい。
それで選、強いけど言葉遣いがなんか・・・、など、
ほんのちょっとでも手の評価が落ちたり、世間話の中で失笑のネタにされるとしたらそれは絶対に気の毒だ。

つらい練習して、日本代表の重圧を感じながら、あんなに死ぬ気で頑張って、
勝っても負けても、すごい!がんばってきて本当にすばらしい!と
精一杯褒めて称えて、応援してあげたい。私が指導者だったら、
0.00000数%でも、評価を落とす可能性をなくしてあげたい。



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