先日書いた、熱中症から命を守る時計から流れるメッセージの例を音声化してみました。
例えば午後3時には

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(別画面で音声が流れはじめます。ちょっと時間がかかったらごめんなさい)
午後気温がピークに向かう午後2時なら

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グングン暑さの増す時間帯、午後1時には

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今回の場合は、一人暮らしのお年寄りのため、の時計という設定です。
音声を変えれば、工場や作業場内、また、屋外でスポーツをする人たちに
定期的に熱中症に対する危機感を伝えることに役立ちます。
一人暮らしのお年寄りのためということで、
ポイントは、「話しかけられているように」しました。
一人暮らしでしたら、誰かが時々しゃべりかけて差し上げたら少しでも寂しくないかな、と思いまして。
お年寄りの方は、暑さを感じなくなると言われています。
だから気温と湿度をきちんと伝え、感じないだけで充分熱中症になってしまう危険のある蒸し暑さになっていることを音声で知らせるのが目的です。
時計に温度や湿度が表示されているものもありますが、"見える"だけじゃダメなんです、"見えない"から。
これは、お年寄りと一緒に過ごしていて感じることです。
お年寄りの方は"見ません"。
いえ、厳密には見ていますが、一度にたくさんのものを見て情報を得ることは難しいようです。
だから"見えていない"と言った方が良いかもしれません。
例えばテレビでも、今は字幕がたくさん出ています。
右上にはどんな番組か、今なんのコーナーか。
右下には現在映っている場所など
下にはその場所の解説や人のコメントなど。
書いてあるのにそのテレビを見て「ここどこぉ?」とか「これなにぃ?」とおっしゃいませんか?
でも、耳に入ってくることに対しては「あ、○○なのかね」というセリフをよく口にされます。
スーパーに買い物に行っても、本当に、商品名や説明なんてもっと、見ずに買ってしまわれます。
だからよく「同じ赤いのだったから間違えて買ってきちゃった」って。ありません?
そう考えると、これが命にかかわることとなれば、強引にでも耳から聞こえさせてしまうことも必要かな、と思うのです。
この節電傾向の強い中、最もクーラーをかけることを控えるのはお年寄りでしょう。
いちばん、節約等に敏感に反応されます。
その分、自宅で熱中症にかかる人が本当に増える気がするのです。
せっかく長生きしているのに、そんなことで命を犯したり
健康に過ごせなくなってしまうなんて絶対ダメです。
だってそんなことのために長く生きているわけじゃないはずですもん!
できるかぎり健康で長生きしてほしいじゃありませんか!
と、つい熱くなってしまったのは、
この時計は、母のために欲しいな、と個人的に思うからです。
もし私の母が一人暮らしだったらぜひ勝手に家に取り付けてきて"あげよう(頼まれもしないのに)"(笑)
そんな、母のために作ってあげたい時計であり、それは子供たちと遠く離れて一人寂しく暮らす、世の中のお年寄りのためにあったらいいのにな~とおせっかいな考えからです。
別にプロの話し手の音声じゃなくても良いと思います。
お子さんやお孫さんが何パターンもメッセージを録音してあげられるのならそれがいちばん!
ただし、機械の合成音声じゃイヤだな~。
だって、あたたかみが欲しいんですもの。
誰かが自分の身体のことを気遣って話しかけてくれる。
そんなあたたかさが欲しいんです。
どう思われますか?こういう時計。